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実例から見る「ウェブ解析士マスター講座」の合格法

実例から見る「ウェブ解析士マスター講座」の合格法

さて、記念すべきブログ開設からの初めての投稿。

今回は「WEB解析 Advent Calendar 2013」への参加記事ということで
記事を書いてみました。

WEB解析 Advent Calendar(Facebook)
WEB解析 Advent Calendar 2013 : ATND

ウェブ解析にまつわる記事ということで色々と考えてみたのですが、

僕がこれまでに見てきたウェブ解析に関わる方々が、ほとんど行っていなかった事を
書いていきたいと思います。

それは「ウェブ解析士で習う事のウェブ解析以外での活用」の話です。

私は今年ウェブ解析士マスターという資格を取得しました。
そのウェブ解析士として学んだことは、
————
ウェブ解析士とは、クライアント(企業)の事業の成果につなげる
分析・改善施策を考え、提案・実行していくことができる人材

————
ということだと認識しています。

実際にウェブ解析士の講座では、
「クライアントの事業の成果につなげるためにどのようなことを行うべきなのか」
この事を主に学びました。

しかし、ウェブ解析士でもそうですが、他の仕事に関しても基本的な考え方は変わりません。

例えばこのようなこと。
————-
1.現状の分析を行う
⇒クライアントの事業分析、競合分析、ユーザーの分析

2.目標を立てる
⇒KGI・KPIの設定

3.改善施策を考える
⇒分析・目標の設定から、目標を達成するための施策を考える

4.PDCAを回す
————-

これらはウェブ解析士の講座で学ぶことですが、
別にウェブ解析士でない仕事でも、これらを行っていくのは当たり前のことだと思っていいます。

しかしこれら①~④をウェブ解析以外の事で行っている方はどのくらいいるでしょうか?
正直ここ最近会ったウェブ解析士の方々はほとんどやっているようには見えませんでした。

なので、実例を用いてウェブ解析士の方々にウェブ以外での1~2の使い方を
お伝えしたいと思います。

ここで出す実例とは「ウェブ解析士マスター」の受講テクニックです。
ウェブ解析士の方は通ってきた、もしくはこれから通る道だと思います。
既にウェブ解析士マスターを取得されている方は一番よく分かると思いますが、
これから受講される方も参考にしていただければと思います。

ではここからが本題。
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★★実例から見る「ウェブ解析士マスター講座」の合格法★★

さて「ウェブ解析士マスター講座」の受講を申込みました。
すると1週間後に「ウェブ解析士マスター講座」のテキストとDVDが送られてきました。
来週から講座が始まる予定です。

<問題>
この状況で来週の講座までにあなたが取らないといけない行動はどれですか?

A:時間もないので特に何も見ないで講座に望む
B:とりあえずテキストとDVDをさらりと見て講座に望む
C:テキストとDVDを全て熟読し講座に望む
D:テキストとDVDを全て熟読し、さらにそれらを見て分かることはすべてメモをする。

正解は・・・
これらの中のどれでもありません。

ここは「ウェブ解析士講座」で学ぶ”1.現状の分析を行う”更に”2.目標を立てる””3.改善施策を考える”の部分です。
現状の分析を行うということは、テキストを読んだりDVDを見たりして得るだけではダメだということです。
そして深く分析をして「ウェブ解析士マスター講座」に合格するシナリオを考えなくてはいけません。

なので正解はこちら。

<正解>
まずはテキストとDVDを全て熟読し、さらにそれらを見て分かることはすべてメモをします。
その後メモした内容を深く分析していきます。

↓ここから下は分析の詳細です
—————————————–
<メモの内容(例)>
●マスター講座は6日間行われる
●講座の4日目で合否が決まる
●試験の内容は「マクロ分析レポート」「ミクロ分析レポート」「ロールプレイ(実技試験)」の3つがある
●1日目は「自己紹介」「マスターの心構え」「1日目の課題(任意)」「マクロ分析レポートの説明」がある
●2日目は「上級講座の解説」「1日目の課題(任意)を発表」「2日目の課題(任意)」「上級day1のロールプレイ」「マクロ分析レポート試験(発表)」がある
●3日目は「初級講座の解説」「2日目の課題(任意)を発表」「3日目の課題(任意)」「上級day2のロールプレイ」「ミクロ分析レポート試験(発表)」「マクロ分析レポート追試(発表)」
●4日目は「初級のロールプレイ」「ロールプレイ(実技試験)」「マクロ・ミクロ分析の追試」
●5日目と6日目はフォローアップ講座

これらをもとに分析。

<分析内容>
●講座を行う講師について
・江尻俊章氏(ウェブ解析士協会代表理事、株式会社 環の社長)が講師を行う。
・江尻氏が実際に作った資料がウェブ上にある。そこには自身のプロフィールやアクセス解析の歴史等が記載。
 http://cssnite.jp/ginza/vol30/CSSNiteGinza30-kan.pdf
・アクセス解析のプロである。
・株式会社 環ではアクセス解析ツールの「シビラ」のサービス提供を行っている。

●ウェブ解析士マスターの現状
・現在(当時)のマスターの数は134人
・ウェブ業界者がほとんどだがウェブ業界以外の方もいる。
・やはりウェブ解析に関わる仕事が多い。作り手が少し多い感じがする。プランナーは少なめ。個人経営者が結構多い。
・実際にウェブ解析士講座(講師)を行っている方も数人いるようだ。思ったより少ない。

●講座の内容について
・受講者数は最高で10人。
・1日目は「自己紹介」がある。自己紹介内容を考える必要がある。
・マスター講座な内容のほとんどは「上級ウェブ解析士講座」「初級ウェブ解析士講座」を教えるための解説、そしてそれら講座のロールプレイがある。
 ロールプレイは3日目の試験以外は練習。3日目までは間違えても問題ない。4日目の試験で一番良いパフォーマンスをすればよい。

●マスター講座の試験について
・マスター講座は「マクロ分析レポート」「ミクロ分析レポート」「ロールプレイ(実技試験)」の3つの試験があり、
 追試を入れると「マクロ分析レポート:3回」「ミクロ分析レポート:2回」「ロールプレイ:1回」のチャンスがある。
・ロールプレイのみは一発勝負。マクロとミクロはファイルで提出。
・マクロは初回2週間程度、ミクロは初回1週間程度の期限がある。追試はマクロもミクロも1週間程度。追試になるとスケジュールがかなりきつくなる可能性大。
・マクロは「アクセス解析以外」のウェブ解析を加える必要がある。そして「仮説検証」「原因分析」「対策立案」を入れる。ミクロの課題を書く。
 この3点を気をつける。
・マクロとミクロのレポートは3分でプレゼン、5分で質疑応答をする必要がある。

●マクロ分析とミクロ分析について
・ウェブ上で調べたがあまり詳しく載っているところがない。
・デジタル大辞泉より
 マクロ分析とは(デジタル大辞泉より)
 《macro-analysis》国民所得・物価水準などの経済全体にかかわる数量の分析・統合により経済社会全体の動きに法則性を見いだそうとする理論。巨視的分析。⇔ミクロ分析。
 ミクロ分析とは(デジタル大辞泉より)
 《micro-analysis》価格分析の一。財・生産要素の各個別価格と需要・供給との関係を、主体的均衡・市場均衡とのかかわりにおいてとらえる分析。また、微視的分析ともいい、生産者や消費者の経済行動を分析する。⇔マクロ分析。
・この説明を見た感じだと、関わる全てのことを見て分析するレポートがマクロ分析、マクロから出た課題から特定の行動を分析するのミクロなのか。
・初級や上級で習った内容はできるだけ盛り込んだほうが講師への印象が良いであろう。
・1日目に事前に事務局とのヒアリングがあるようだ。ウェブ解析士のサイトは全て事前に把握する必要がある。

●ロールプレイ(実技試験)について
・ロールプレイはDVDを覚えればなんとかなるだろう。丸暗記するか。テキストは見られるか?
・初級は単語の説明(ホワイトボードに書く)は暗記が必要。
・ロールプレイは何度も練習する必要がある。

分析は以上。次は「目標と達成までのシナリオ」を考える。

<目標と達成(まずは資格を取る)までのシナリオ>
◎この講座での目標:ウェブ解析士マスター資格の合格
⇒マクロ分析レポート、ミクロ分析レポート、ロールプレイ(実技試験)この3つの合格

マスター講座1日目 目標:講師と受講者の情報収集、マクロ分析のヒアリング
・1日目は様子見段階。いかに自身の情報を明かさず他者の情報を得るかがポイント。相手は皆競合。
・自己紹介は紙を持ちそれを見ながら紹介。内容は中途半端に終わる。第一印象は仕事ができない感じ。
 講師からの質問は自身なさげに答える。そうすることで他者の関心を外す。
・受講者の自己紹介は必ずメモし後に分析する。マクロ・ミクロ分析では競合になる。
・講師の特徴を掴む。DVDで大体の特徴は分かったが受講者の事をどういうふうに見ているのかを感じとりメモる。
 そうすることにより、ロールプレイでどう話せば良いのかが分かってくる。
 もし自身の印象が悪くて、それがレポートの採点に影響されそうに感じたらシナリオを変更する。
・マクロ分析の事務局とのヒアリングは最初に質問し最低限のことは自分で聞く。それ以外の質問はしない。

マスター講座2日目 目標:ロールプレイの内容確認、マクロ分析レポートの合格(必須)
・2日目も最初は様子見。他の受講者より目立たない。
・ロールプレイはできれば最初にやる。最初はダメダメでよい。2回目以降で少しずつ良くなって4日目できちんとできれば良い。
・ロールプレイは自分は下手なのは分かっている。上手な受講者を見つけ良い部分は真似る。必ずメモる。
・マクロ分析レポートは必ず合格するようにする。提出まで約2週間の時間があるので3日程度で一度レポートを完成させ、余裕を持ってブラッシュアップできるようにする。

マスター講座3日目 目標:ロールプレーをマスター、ミクロ分析レポートの合格
・3日目ではロールプレーをマスターする。積極的に発言し、最初と比べての成長をアピールする。
・ミクロ分析レポートはここで合格したいが、マクロがもし不合格だったら1週間しか時間がないのでマクロから完成させる。
 ミクロは後1回チャンスがあるので最悪そこで合格すればいい。

マスター講座4日目 目標:ロールプレイ(実技試験)の合格
・1日目からの成長を見せる。ロールプレイではハキハキと話せるようになる。(ならなくてはいけない)
・もしミクロレポートが不合格だった場合はここで必ず合格したいが、マクロレポートに2回不合格だったら、自身の実力の無さを認め2万円払って再試験を選択し勉強に励む。

以上。
講座2日目以降は前の講座が終了後シナリオを修正していく。
—————————————–

ここまでが正解の実例です。長くなってすみませんwww
ようするに何が言いたかったかというと、
まずは仕事を行うときの「準備」の部分です。
ウェブ解析士の講座で習う事は、そのまま色々な仕事に生かせます。
なのでウェブ解析以外でも講座の内容は活用してくださいね。ということです。

読み終わったらなんだか嫌な感じに思った方もいるかもしれません・・・
ですが、僕のことは嫌いでも”ウェブ解析士のことは嫌いにならないでください”゚(゚´Д`゚)゚

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